屋根の耐用年数はどれくらい?種類別に解説します!
「屋根はどれくらい耐久性があるのだろうか」
「屋根の素材ごとの特徴について知りたい」
「屋根のメンテナンスや塗装の効果について詳しく知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
家を建てるのであれば、屋根についてきちんと知っておきたいですよね。
屋根の中にも様々な種類があり、それぞれの特徴があります。
今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□屋根の種類について解説します!
ここでは、6つの屋根についてご紹介します。
1つ目は、トタン屋根です。
これは、費用が安く施工しやすいという特徴があります。
しかし、耐久性が弱く、劣化しやすいので、ここ最近ではほとんど使われておりません。
同じ金属として現在よく使われるのは、ガルバリウム鋼板です。
2つ目は、スレート屋根です。
これは、板状や波板状に作られたもので、トタンと同様施工しやすく費用が安いといった特徴があります。
7~8年に1回のペースでメンテナンスする必要がある素材で、メンテナンスを怠ると色があせ、割れたり欠けたりする可能性が高まります。
メンテナンス方法については後ほど具体的に説明します。
3つ目は、アスファルトシングルです。
これは、日本よりもアメリカで使われることの多い素材で、耐震性が低く地震に弱いといった側面があります。
耐久性やデザイン性はかなり高く、地震が少ない地域では優れた素材として重宝されています。
4つ目は、セメント系瓦です。
これは、セメントを固めて作られた屋根材です。
費用が安いメリットがある反面、塗装がはがれやすく、塗装がはがれると、ひび割れが起きて雨漏りが発生してしまうデメリットもあります。
この素材を選んだ場合は、こまめなメンテナンスをすることをおすすめします。
5つ目は、粘土系瓦です。
これは、粘土が使われた瓦で、耐用年数がとても長く、50年以上、長ければ100年もつものもあります。
これは大きなメリットですよね。
うわぐすりを塗るかどうかで品質が変わり、塗っていないものは「いぶし瓦」と呼ばれ、30~50年で交換する必要があります。
6つ目は、ガルバリウム鋼板です。
これは、耐熱性や耐久性が高く、機能性に長けているのが特徴です。
費用は高く、劣化しにくいですが、きれいなまま保ちたいのであればメンテナンスする必要があります。
素材は、アルミニウムやシリコン、亜鉛でできています。
以上が、屋根の種類についてでした。
□屋根の種類別の耐用年数について解説します!
続いては、屋根の種類ごとの耐用年数について解説します。
先ほど簡単に説明しましたが、ここからは先ほど紹介した全ての屋根の種類における耐用年数と、メンテナンスした方が良い時期について解説します。
1つ目のトタン屋根は、10~20年の耐用年数があり、メンテナンスは10~15年に1度のペースで実施すると良いでしょう。
2つ目のスレート屋根は、トタンより少し長く、15~25年の耐用年数で、メンテナンスは7~8年に1度行う必要があります。
3つ目のアスファルトシングルは、20~30年の耐用年数で、メンテナンスは耐用年数と同様、20~30年に1度のペースがおすすめです。
先ほどの6つ目にご紹介した、ガルバリウム鋼板も耐用年数がほぼ同じで、同じくらいの頻度でメンテナンスすることをおすすめします。
4つ目は、セメント系瓦です。
これは、30~40年の耐用年数を誇り、耐久性はあるのですが、メンテナンスは10~15年に1度はしておいた方が良いでしょう。
5つ目は、粘土系瓦です。
こちらは先ほど述べたように、50~100年の耐用年数があります。
20~30年に1回のペースでメンテナンスを行うことでより長く使用できます。
以上が、屋根の種類別の耐用年数についてでした。
□屋根の種類で悩んでいる方へ!屋根の種類を選ぶ際のポイントを解説します!
屋根の種類を選ぶ際には、どういった条件を優先するかによって異なります。
多くの方が基準とする条件は、価格・耐用年数・デザインです。
今回はこの3つの条件にフォーカスして、条件に適する素材をご紹介します。
*価格にこだわりたい場合
価格にこだわりたい方は、スレート屋根やトタンを選ぶと良いでしょう。
これらは屋根材の中でもかなりお手頃な値段の素材で、対して高いのはガルバリウム鋼板や日本瓦などです。
*耐用年数にこだわりたい場合
屋根をすぐに交換したくない、長く使いたいという方は、耐用年数にこだわると良いでしょう。
日本瓦をはじめとする粘土系瓦やガルバリウム鋼板を選ぶと、長い間交換しなくても問題なく過ごせます。
*デザインにこだわりたい場合
デザイン性が高い屋根材を選びたい方は、アスファルトシングルにすると良いでしょう。
自由にデザインしやすい素材で、加工したり多くの色を取り入れたりできるので、デザインにこだわりたい方にはうってつけです。
以上が、屋根の種類を選ぶ際のポイントについてでした。
□屋根のメンテナンス方法は?スレート屋根の場合のメンテナンスについて解説します!
スレート屋根のメンテナンスには、葺き替えとカバー工法の2種類があります。
1つ目の葺き替えは、スレート屋根を新しいものに付け替える方法です。
劣化が進んでいる場合には、野地板まで付け替えなければならないこともあります。
こうなってしまうと費用が高くなるため、避けておきたいところです。
2つ目のカバー工法は、現在の屋根の上から新しいものをつける方法です。
取り替えないので葺き替えよりは安価に済ませられますが、元々の屋根が水分を含んだままだと、野地板を腐らせてしまうこともあります。
そのため、構造上の問題がないかチェックする必要があるでしょう。
以上が、スレート屋根におけるメンテナンス方法についてでした。
□屋根塗装は効果がある?屋根塗装の効果や必要性について解説します!
ここからは、屋根塗装をすることによるメリットについてご紹介します。
1つ目は、遮熱性や断熱性を高められることです。
遮熱効果や断熱効果を備えた塗料を塗ると、室内の温度を快適に保つのに役立ちます。
部屋の温度が快適でない方や、冷暖房によるランニングコストを減らしたい方にはおすすめです。
2つ目は、サビ抑止です。
屋根の棟板金はさびやすいといった特徴があります。
屋根塗装では、ヤスリがけをしてからサビ止めを塗っていきます。
そのため、サビの発生を抑制できるのも、屋根塗装で得られる効果の1つです。
3つ目は、防水性が上がることです。
塗装が劣化していると、防水性が下がり、ひびが入っていると雨漏りの原因となります。
屋根塗装することで、ひびができて雨漏りを起こすリスクを減らせます。
4つ目は、カビや苔の対策になることです。
塗装することで、カビや苔が発生しにくくなります。
特に防カビ性に優れている塗料だと、より大きな効果が期待できます。
以上が、屋根塗装の効果や必要性についてでした。
□まとめ
今回は、屋根の種類や耐用年数について知りたい方に向けて、どういった種類があるのか、それぞれの耐用年数はどれくらいなのかについて解説しました。
また、屋根選びの際のポイントや、メンテナンスのやり方、塗装する効果、塗装は必要かどうかについても解説しました。
当初の疑問が解決されたのではないでしょうか。
埼玉・川口市周辺で屋根塗装に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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