外壁塗装は艶あり?艶なし?それぞれのメリットなどを解説します!

2022/06/22 スタッフブログ

「外壁塗装での艶とは何なのだろう」
「艶ありの外壁と、艶なしの外壁とは何が異なるのか、どういった差があるのか知りたい」
「外壁の艶をどれくらい出せば良いのかわからず困っている」
このようにお考えの方は多いでしょう。

艶の光沢が少し変わるだけでも、家の見た目や印象は変わってしまうので、何も考えずに選ぶことは避けたいところです。
今回は、上記の疑問を解決する情報に加えて、イメージをできるだけ現実にするためのチェックポイントについてもお届けします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
少し長くなりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

□外壁塗装における艶の基礎知識について解説します!

外壁塗装における艶についての基礎知識をご説明します。
外壁塗装の艶は、外壁上の平面や曲面での、光の反射や光沢のことを指します。
入射角を60度としたときに、光が何パーセント反射するのかを計測し、その反射の度合によって艶を判断します。

艶ありは、光の反射率が70パーセントを超えるもので、艶消しは光の反射率が5パーセント以下のものです。
艶ありと艶消しでは反射率がかなり異なるため、見た目にも大きく影響します。
また、7分艶は光の反射が55~65パーセント、5分艶は30~40パーセント、3分艶は10~20パーセントとなっており、全部で5段階あります。

以上、外壁塗装における艶についての説明でした。

 

□艶あり外壁ならではのメリットやデメリットについて解説します!

続いては、艶のある外壁のメリット・デメリットについて解説します。
艶ありの外壁は、太陽光を反射し、光沢を出すのが大きな特徴です。
その光沢によって、新築のような見た目になるので、清潔感のあるものを求める方にはおすすめです。

一方、艶がありすぎることによる、安っぽさや上品さに欠けるといったデメリットもあるので注意しておきましょう。

 

*艶あり外壁のメリット

艶あり外壁のメリットは3つあります。

1つ目は、汚れが付きにくいことです。
艶があることは、言い換えると表面がつるつるしているということです。
そのため、水をはじき、汚れやカビ・苔が付きにくいといったメリットがあります。

2つ目は、立体感のある印象になることです。
光沢がある艶あり外壁は、サイディング外壁の凹凸や模様を顕著に表せます。
こうした視覚効果で、家を立体的に見せられるのは1つの魅力です。

3つ目は、塗料の性能を発揮できることです。
艶ありの場合は、塗料に添加剤を混ぜていないので、理想の色味を実現しやすいです。
塗料の性能を活かしたい方は、艶ありを選ぶと良いでしょう。

 

*艶あり外壁のデメリット

艶あり外壁のデメリットは3つあります。

1つ目は、経年変化で艶が消えていくことです。
外壁の艶は2~3年で徐々に消えていきます。
外壁は10~15年で塗り替えるのが一般的なので、それまでに艶が消えてしまうことは避けられないでしょう。

2つ目は、艶が出すぎることで高級感がなくなることです。
艶は適度だと上品でオシャレになるのですが、あまりにも光りすぎると、安っぽく見えてしまう恐れがあります。
外壁の色によっても艶の反射が大きく変わるので、色選びに慎重になると良いでしょう。

3つ目は、派手になることです。
これをメリットと取るかデメリットと取るかはお客様次第ですが、派手すぎる印象になってしまう可能性もあります。
目立つ色を選ぶ場合には、艶は控えめにすることをおすすめします。

以上が、艶のある外壁のメリットとデメリットについてでした。

 

□艶消し外壁のメリット・デメリットについて解説します!

艶消しの外壁を選ぶと、自然で落ち着いた印象になります。
色によってかなりオシャレになる場合もあるので、どういった色にするのか慎重に選択することが大切です。

 

*艶消し外壁のメリット

艶消し外壁のメリットは3つあります。

1つ目は、高級感を出せることです。
艶を消すと、マットな質感を出し、高級感のある見た目を演出できます。
外観が落ち着いた印象の家になるので、家の周りの環境と調和しやすいといったメリットがあります。

2つ目は、和風の家に合うことです。
和風の家を選んだ方は、艶消し外壁にすることをおすすめします。
艶のない和風の家は、しっとりと落ち着いた雰囲気があります。

3つ目は、艶の変化がないことです。
先ほど、艶は2~3年で消えていくと述べましたが、艶消しの場合はこの心配はありません。

 

*艶消しのデメリット

艶消し外壁を選ぶデメリットは3つあります。

1つ目は、汚れやすいことです。
艶消し外壁は、表面がざらざらで、凹凸があります。
つるつるの艶あり外壁と比べると、汚れがつきやすく、水もはじきにくいため、苔やカビが発生する可能性が高まります。
定期的な洗浄やメンテナンスで、こうしたものを防ぐことがおすすめです。

2つ目は、耐候性が低いことです。
艶消し塗料は、艶あり塗料に艶消し材を混ぜて作ります。
そのため、塗料の性能が下がり、変色や劣化が進んでしまうリスクが高まります。

3つ目は、地味な印象になりやすいことです。
艶消しの外観だと、人によっては地味な印象に感じてしまうでしょう。
少しつやを出すと良い場合もあります。

以上が、艶消し外壁のメリットやデメリットについてでした。
艶があるかないかで大きく違うことが理解できましたでしょうか。

 

□工事前にチェックすべきポイントについて解説します!

艶をどれくらい出すのかイメージが決まれば、工事に入ります。
ただ、工事をする前に注意しておきたいポイントが3つあります。
工事では、イメージと現実の差を小さくすることがとても重要です。
そのために何をすべきかについて解説します。

1つ目は、色板見本で艶感を確認することです。
カタログの色見本や、インターネット上でのサービスでは、イメージがつきづらいでしょう。
そのため、大きな面積のある色板見本を用意してもらい、艶をチェックすることがおすすめです。

2つ目は、1つ目でご紹介した色板見本を明るい室外で見ることです。
艶は、光の反射に大きく左右されるので、電球の光と太陽光では見え方が異なる可能性が高いです。
また、可能であれば、天気が良くない日の光の反射具合も確認しておくと良いでしょう。
この作業をするかしないかで、イメージ通りになるかどうかに大きく影響します。

3つ目は、外壁塗装以外の箇所の塗装もチェックすることです。
艶消し塗料を使った場合、指定しない限り外壁以外の部分は通常通り艶が出てしまいます。
全ての艶を消した家にしようとしていたのに、ところどころ艶のある部分が見られるとなってしまうと、後悔しますよね。
そういったことがないように、具体的にどこを塗装するのか打合せすることが大切です。

ご自身の理想を全て伝えると良いでしょう。
特に、気にしておきたい部分は雨樋や破風板、シャッターBOXなどです。
こういった細かい部分にまで目を配ることで、理想の家に近づきます。

以上が、工事前にチェックしておきたいポイントについてでした。

 

□まとめ

ご自身や家族の理想は艶あり外壁でしょうか。
それとも艶消し外壁でしょうか。
今回は、外壁塗装の艶について知りたい方に向けて、艶に対する基礎知識、艶がある場合とない場合のメリットデメリットについて解説しました。
工事前にチェックすべきことについても、参考にしてみてくださいね。

当初はわからなかった疑問が解決されたのではないでしょうか。
埼玉・川口市周辺で外壁塗装に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。