外壁塗装で隣家とトラブルに?対処法や事前に防ぐ方法を解説します!

2022/07/02 スタッフブログ

外壁塗装の工事を行う際、隣家との様々なトラブルに発展する可能性があります。
もしトラブルになってしまえば、隣家との関係が悪くなるだけでなく、賠償請求されることもあるので注意が必要です。
避けることが難しいトラブルも存在しますが、事前の説明や挨拶によってスムーズな解決につなげることも可能です。
そこで今回の記事では、外壁塗装で隣家とトラブルになった際の対処法や事前に防ぐ方法について解説します。

 

□外壁塗装で起きやすい隣家とのトラブルについて

以下では、外壁塗装が原因となり、隣家とのトラブルに発展してしまった事例を5つご紹介します。

1つ目は、塗料や汚れが隣家の車・家についてしまった例です。
外壁塗装の作業によって飛散した塗料が、隣家の車や家に付着してしまうケースが多くあります。
塗料は液体であるため、風が吹いていると10メートル離れた場所であったとしても、簡単に飛んで行ってしまいます。

完璧に見える養生をしてした場合でも、塗料の飛沫を完全に防止するのは難しいです。
実際に車や家に塗料が付着してしまうと、数万〜数十万円の弁償費用を請求される可能性があります。

2つ目は、足場の組み立てや解体時の騒音によるトラブル事例です。
足場の組み立てや解体、高圧洗浄の際には、かなりの騒音が発生する可能性が高いです。
隣の家だけでなく、その先まで音が響くため、近所トラブルに発展しやすい傾向にあります。

騒音に我慢できなくなった近隣住民が、家まで乗り込んでくる可能性もあるでしょう。
防音シートを用いて周囲を覆う対策もできますが、費用が高額になってしまう傾向にあります。
そのため、一般的な住宅における外壁塗装では、あまり使用することはありません。
騒音は外壁塗装を行う際になくすことは難しいため、避けられない問題だといえるでしょう。

3つ目は、DIYで外壁塗装していた際にクレームが来た例です。
DIYで外壁塗装をする場合、近隣住民からクレームが来る場合が多々あります。
ご紹介した塗料の飛沫や騒音によるトラブルだけでなく、「素人が危険を伴う作業をしているのが見ていられない」というクレームも実際にあります。

また、DIYで外壁塗装をする場合、隣家に塗料が飛んでしまうと弁償費用を自己負担する必要があります。
数十万円を支払うことになれば、塗装業者に依頼するよりも高額になる可能性があります。

4つ目は、塗装業者の車が道路を塞いでいる例です。
外壁塗装をする際には、塗装業者が車を停めるスペースが必要です。
ハイエースや軽トラックのような、比較的大きい車に乗っている場合が多く、家の前に停めていると近隣住民の通行を妨げてしまう可能性があります。

5つ目は、塗料の悪臭によるトラブルです。
最近では匂いの少ない塗料も増えてきていますが、外壁塗装を行う際にはある程度の悪臭が発生します。
臭いに敏感な方であれば、外壁塗装を行なっている家が周囲にある場合、耐えがたく感じる可能性もあります。
避けられないことではありますが、近所トラブルに発展しやすい事例の1つでしょう。

 

□近所迷惑を考えないと起こりえる事態について

近所迷惑を考えずに工事を強行してしまうと、関係が悪化するばかりかお金を請求される可能性もあります。
以下では、具体的に考えられる事態について解説します。

 

*賠償請求

先にも紹介している通り、弁償費用を請求される可能性があります。
塗料の飛沫による賠償請求が最も起きやすく、家の壁や車に付着してしまった場合、多額の費用を請求されるかもしれません。
また、外に干していた洗濯物に塗料や汚れが付着してしまうこともあるでしょう。
基本的には、外壁塗装を行なった会社が支払いますが、場合によっては自己負担になることもあるので注意が必要です。

 

*怒鳴り込み

挨拶もせずに外壁塗装工事を開始してしまうと、隣家の方が怒鳴り込んでくる場合があります。
工事をする本人にとっては小さなことでも、挨拶をしに来なかったという事実だけで不満をためている可能性は高いといえるでしょう。
挨拶をしなかった場合、外壁塗装に伴う騒音や悪臭による不満が、何倍にも溜まった結果、怒鳴り込みに発展する可能性があるのです。

 

□トラブル発生時の対処法について

もしトラブルに発展してしまったのであれば、その後の対応は非常に大切です。
対策をしていても防ぎきれない可能性もあるので、以下では対処法について解説します。

まずは、外壁塗装を行なった会社に相談しましょう。
騒音や臭いなどによるクレームであれば、その場で施主が対応して謝罪をしても良いでしょう。
しかし、1人では対応できないと感じた場合は、塗装業者の責任者に対応してもらう方が良いでしょう。

また、車や家の壁、隣家の畑が汚れたなどの実害がある場合は、基本的に塗装会社が弁償します。
万が一お金を請求されたのであれば、その趣旨を塗装業者にときちんと伝えましょう。

塗装業者に相談しても対応してもらえない場合は、他の場所に相談する必要があります。
故意に手抜き工事行なったり、雑に足場の組み立てや塗装を行ったりするような塗装業者であれば、適切にクレーム対応をしてもらえないこともあるでしょう。
そのような場合は、以下の場所に相談してみてください。

 

*住宅リフォーム・紛争処理支援センター

平成12年リフォーム専門の相談機関として誕生し、建築士や弁護士から専門的なアドバイスが受けられます。

 

*国民生活センター

消費者としてトラブルがあった際、相談できる機関です。
リフォームだけでなく、クーリングオフのような別の相談もできるため、対応してもらえる範囲が広いのが特徴です。
しかし、専門家が在籍しているわけではないので、あくまでも一般的なアドバイスだけを行っています。

 

*弁護士

弁護士に依頼する場合は、相談料として費用が発生しますが、初回の相談を無料で対応してくれる弁護士も存在します。
また、賠償問題に関わるトラブルであれば、最初から弁護士に相談した方が早く解決できる可能性があります。

 

□トラブルを事前に防ぐ方法について

外壁塗装の工事で起こり得るトラブルは、挨拶や事前の説明によって防げる可能性が高いです。
以下では、挨拶や説明に関して事前に準備しておくことについて解説します。

まず、ご近所挨拶のマナーを確認しておくと良いです。
挨拶に行くタイミングとしては、「足場の組み立て」と「解体」の前の2つのタイミングが挙げられます。
組み立ては1週間〜3日前、解体時は3〜1日前に挨拶すると良いでしょう。
日時としては、土日祝日の10〜17時ごろに伺うのが一般的です。

最低限挨拶した方が良いのが、両隣と向かい・裏の4軒です。
そのほかにも、工期中に迷惑がかかる可能性がある家がある場合は、挨拶しておくことをオススメします。
不在時に備えて、挨拶の手紙を用意しておくと良いでしょう。

挨拶周りには、塗装業者と一緒に行っても良いですし、すべて任せても良いです。
もし施主が挨拶回りをするのであれば、粗品を用意しておくと良いでしょう。
タオルや洗剤、石鹸など、500円程度の生活用品がおすすめです。

また、挨拶する際に伝えるべき項目としては、予備日を含めた工期や作業時間、具体的な施工内容が挙げられます。
騒音や臭いによって迷惑をかける可能性もあるので、事前に伝えておくと良いでしょう。

そのほかにも、外壁を高圧洗浄する際の水や、塗装中の塗料が飛散する可能性についても伝えておくと良いです。
起こり得るトラブルへの対策を伝えたり、万が一に備えて連絡先を渡したりしておけば、トラブルに発展した際にもスムーズな解決につながるでしょう。

 

□まとめ

今回は、外壁塗装で隣家とトラブルになった際の対処法や事前に防ぐ方法について解説しました。
当社では、お客様に合わせた複数の塗装プランのご提案、施工面積の細かい計算、徹底した研修を受けたスタッフの技術の高さを自慢としています。
埼玉・川口市周辺で外壁塗装に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせお待ちしております。