外壁メンテナンスの時期はいつ?怠ると起こり得るリスクについても解説します!

2022/07/12 スタッフブログ

常に紫外線や雨風にさらされている外壁は、年月とともに劣化していきます。
その劣化を正しくメンテナンスせずに放置しておくと、大規模な工事が必要になる可能性もあるので注意が必要です。
外壁メンテナンスでは、しっかりとタイミングを見極めた上で行うことが重要です。
そこで今回の記事では、外壁メンテナンスの時期について解説します。

 

□外壁メンテナンスの時期について

外壁メンテナンスは、一般的に築10年頃といわれています。
では、なぜそのタイミングで行われるのでしょうか。
以下では、10年といわれる2つの理由についてご紹介します。

1つ目は、ウレタン・シリコン系の塗料の耐用年数が約10年だからです。
外壁塗装に使われる塗料は、主にアクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料などが挙げられます。

アクリル・ウレタン系塗料の耐用年数は6〜10年程で、シリコン系塗料は12〜15年程、フッ素系塗料は15〜20年ほどといわれています。
もちろん使用される塗料次第ではありますが、このような塗料の耐久性の問題で、築10年がメンテナンスの時期だといわれているのです。

塗料の耐用年数が10年前後であるということは、10年を過ぎたタイミングで塗料の耐久性が低下し、外壁の防水性が悪化してきます。
その結果として、雨漏りや塗料の剥がれなどを引き起こすのです。

2つ目は、経年劣化の問題です。
外壁が劣化するタイミングは、1〜2年を過ぎた頃だといわれています。
最初は変色といった軽度の劣化であり、紫外線や雨風が原因で徐々に外壁塗装の塗膜がダメージを受けることで発生します。

5〜6年になると、チョーキング現象と呼ばれるものが見られるようになります。
このチョーキングとは、外壁塗膜の劣化が原因で塗料の成分が、チョークのように粉状になって表面に現れる現象を指します。
外壁に手を触れた際、白い粉がついて汚れたという経験がある方もいらっしゃるでしょう。
この現象が見られるようになると、外壁塗装の効力が落ちて劣化しているサインだといえます。

6〜7年になると、徐々にカビや苔が見られるようになります。
外壁塗装の防水性やその他の性能が落ちているサインであり、汚れが付着している状態です。

8〜7年になると、外壁やコーキングにひび割れが見られるようになります。
かなり劣化が進んでいるサインであり、ひび割れから雨水が入り込んでしまうと、雨漏りの原因になる可能性があります。

そして、10年を過ぎるタイミングでは、剥離が起きてきます。
ここまで来てしまうと、外壁としての保護機能が失われている状態だといえるでしょう。
このように重度な劣化現象が見られるようになったタイミングで、メンテナンスを行うと良いです。

 

□メンテナンスが必要か見極めるポイントについて

ご紹介したようなチョーキングやひび割れ、剥離以外にも様々な劣化症状がみられる可能性があります。
どれもメンテナンス時期を見極める1つのサインなので、以下でいくつかご紹介します。

 

*雨垂れ跡

窓から黒い汚れが、下方向に伸びている状態を指します。
塗装の機能が落ち、汚れがたまって水と一緒に流れ落ちない状態です。

 

*ふくれ

外壁の表面に膨らんでいる箇所が見られる状態を指します。
塗料が下の外壁材との相性が悪く、内部の熱が原因で塗料の膜が浮いてしまっている状態です。
この部分にひびが入ると、内部に水が侵入してしまいます。

 

*剥落・錆び

表面の塗装ではなく、中のモルタルが剥げ落ちている状態を指します。
また、モルタルの中の金網のような部品が、錆びてしまい外壁の表面に出てきてしまっている状態です。
剥離よりも劣化が進んだ状態だと考えられるので、すぐに点検してもらうと良いでしょう。

 

□外壁メンテナンスを怠る際のリスクについて

外壁を適切なタイミングでメンテナンスしない場合、様々な悪影響をもたらす可能性があります。
以下では、外壁メンテナンスを怠ると起きる3つのリスクについて解説します。

1つ目は、雨漏りの発生です。
外壁を塗装する目的は、家の外壁材を保護するためです。
外壁の塗装を定期的に行うことで、保護機能を保って家の寿命を延ばせます。

特に外壁は、雨や風から家を守る大切な役割があります。
しかし、定期的なメンテナンスを行わない場合、その効果が薄れてしまい、美観を損ねるだけでなく雨漏りの原因にもなります。

外壁の塗料には様々な役割がありますが、経年劣化によって徐々に薄れていくので、ある程度の年数が過ぎたタイミングで塗り替え、保護力を高める必要があるのです。
見た目上の問題はない場合でも、知らず知らずのうちに劣化が進行している可能性もあるので、定期的な点検をおすすめします。

2つ目は、見た目の悪化です。
外壁のメンテナンスを怠っていると、変色やチョーキング現象が起き、見た目が徐々に悪くなっていきます。
10年を過ぎた頃には、塗膜がボロボロになって剥がれ落ちるケースもあります。
防犯上もあまり良いとはいえないので、定期的な外壁塗装によって気持ち良く暮らしましょう。

3つ目は、修理費が高くなることです。
外壁メンテナンスを行わずに劣化を放置しておくと、どんどん悪化して修理費が高くなってしまいます。
見た目に問題がない場合でも、専門家から見て早急な対応が必要な場合もあるので注意が必要です。

定期的なメンテナンスを行うと、コストが高くつくとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、すぐに対応していれば安く済んでいたものも、悪化してからのメンテナンスの場合はかなり高額になる可能性があります。
実際にこまめにメンテナンスを行う方が、トータルコストとしては安く抑えられるのです。

 

□外壁塗装を長持ちさせるポイントについて

定期的なメンテナンスが必要だとわかっていても、外壁塗装には手間と費用がかかります。
そのため、できるだけ外壁塗装のタイミングを遅らせたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
外壁塗装のタイミングを遅らせるためには、定期的な掃除が有効的です。
その理由としては、外壁の掃除は単純に綺麗にするだけでなく、劣化スピードを遅らせる効果もあるからです。

特に海の近くに住んでいる場合は、より強く効果を発揮します。
壁に付着した塩を定期的に洗い流すことで、外壁の劣化進行を抑えられる可能性が高いです。

多くの外壁材は塗装されており、この塗装には防汚性や遮熱性、防水性、防カビ性などの様々の役割があります。
使用する塗料によっても性能の有無、あるいは差がありますが、これらの性能によって劣化の進行を抑えているのです。
しかし、外壁が汚れてしまうと、本来の性能が十分に発揮されなくなり、結果として劣化が進行してしまう可能性があります。
つまり、その分メンテナンスの時期も早まってしまうのです。

定期的な掃除を心がけていれば、汚れによる性能の低下を防げる可能性が高く、劣化の進行を抑えられます。
長持ちさせるためにも、自身で掃除をするか、専門家に任せて綺麗な状態を保つようにしましょう。

 

□まとめ

今回は、外壁メンテナンスの時期について解説しました。
できるだけ早めに対処するためにも、劣化のサインを見逃さずに意識しておくと良いでしょう。
当社では、お客様に安心して外壁塗装をお任せいただくために、お見積もりからお引き渡し、アフターフォローに至る全ての作業工程の中に様々な工夫を施しています。

埼玉・川口市周辺で外壁塗装に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。