外壁塗装に使う塗料の選び方とは?各塗料を比較してご紹介します!
外壁塗装の満足度を大きく左右する1つの要素として、塗料選びが挙げられます。
たくさんの塗料があるため、どんな塗料を選ぶべきなのか迷っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
塗料によって特徴も全く異なるので、何を基準に選べば良いのでしょうか。
そこで今回の記事では、外壁塗装に使う塗料を比較しながらご紹介します。
□外壁塗装に使われる塗料を比較してご紹介します!
外壁塗装に使われる塗料には様々な種類があり、それぞれ耐用年数や性能が異なります。
ご自宅に合ったものを選ぶためにも、以下では4つの塗料を比較してご紹介します。
1つ目は、ウレタン塗料です。
ウレタン塗料とは、シリコン塗料が一般的になる前によく使われていた塗料であり、伸びが良く独特な光沢感が特徴です。
シリコン塗料が普及してからは、あまり外壁に使用される機会は少なくなりました。
現在では、密着性を活かして雨樋や手すりなどの湾曲した部分に使用されることが多いです。
ウレタン塗料のメリットは、安価で経済的なこと、そして密着性と伸びが良いため施工しやすいことが挙げられます。
デメリットとしては、他の塗料と比較して耐久性・防汚性が劣っていることです。
2つ目は、シリコン塗料です。
シリコン塗料は、現在では最もスタンダードな塗料であり、値段と耐久性のバランスが良い特徴があります。
また、カラーバリエーションが豊富なことも人気の理由でしょう。
シリコン塗料のメリットは、耐久性と価格からコストパフォーマンスが良いこと、汚れにくい性質があることが挙げられます。
一方でデメリットは、塗膜の伸び縮みが少なく、場合によってはひび割れを起こすことが挙げられます。
3つ目は、フッ素塗料です。
フッ素塗料とは、ホタル石と呼ばれる天然石を使用し、フッ化カルシウムを主成分とした塗料のことです。
非粘着性や耐薬品性、耐候性に優れている特徴があります。
これらの性質を活かして、東京スカイツリーにもフッ素塗料は使用されています。
フッ素塗料のメリットは、高耐久性と汚れにくさが挙げられます。
一方でデメリットとしては、次回の塗り替えの際に塗料がくっつかないという場合があることです。
これはフッ素塗料の水や汚れを弾く性質が、新しく塗ろうとする塗料の邪魔をする可能性があるからです。
4つ目は、無機塗料です。
無機塗料とは、ガラスや鉱物のような無機物質を主成分とした塗料を指します。
非常に耐久性に優れており、有機物のように藻やカビが繁殖しにくいことが特徴です。
フッ素塗料と同様に高額なケースが多く、短い期間での塗り替えが難しい建物に使用されることが多いです。
無機塗料のメリットは、塗料の中でもトップレベルの耐久性があること、美観性に優れていることが挙げられます。
一方でデメリットは、硬さがゆえにひびが入る可能性が高いことが挙げられます。
□外壁塗装の塗料の選び方を解説します!
塗料選びで後悔しないためにも、塗料のどの部分を見ると良いのかを把握しておくことが重要です。
以下では、塗料を選ぶ際に確認すべきポイントを3つご紹介します。
1つ目は、耐用年数です。
耐用年数とは、次回塗装するまでにどのくらいの年数もつかを示す指標になるものです。
まず確認すべき事項であり、耐用年数が10年の塗料で塗装した場合は、次は10年前後になります。
耐用年数が長い塗料を塗った場合は、その分外壁塗装の回数を減らせ、トータルのメンテナンスコストは安くなります。
しかし、耐用年数が長いほど、費用も高額になる場合が多いので注意が必要です。
また、耐用年数が20年以上の塗料も存在しますが、必ずしもこの年数持つとは限りません。
あくまでも目安として捉えておき、状況に応じて適切なメンテナンスを行いましょう。
2つ目は、価格です。
耐用年数と同様に、塗料の価格についてもよく確認しておくと良いでしょう。
同じ外壁塗装の塗料であっても、グレードによって価格は大きく異なるためです。
予算と相談しながら、ご自宅に合った丁度良い塗料を選ぶようにしましょう。
3つ目は、機能性です。
耐用年数や価格に続いて、見ておくと良いポイントが塗料の機能性です。
塗料の中には、「遮熱塗料」「断熱塗料」「光触媒塗料」「ナノテク塗料」など、様々な機能を持ったものが存在します。
このような機能が備わった塗料を使って外壁塗装することで、暑さや寒さ、外壁の汚れやすさなどを改善できる可能性があります。
□外壁塗装のポイントを解説します!
外壁塗装を長持ちさせるためには、いくつかのポイントを押さえておくと良いです。
以下では、耐用年数を長く保つためのポイントを3つ解説します。
1つ目は、環境を知ることです。
立地や地域によって耐用年数は異なるため、どのような環境であるかを把握しておく必要があります。
例えば、雨や湿気が多い地域に住んでいる場合は、外壁周りの風通しを良くするだけでも、耐用年数に大きく影響します。
2つ目は、塗料にこだわることです。
耐用年数を長持ちさせたい場合は、コストパフォーマンスの良い塗料を選ぶと良いです。
外壁塗装は定期的に行われるものなので、その場しのぎという考えはあまり良くないでしょう。
安心して長く家を守っていくためにも、長期的な視点で塗料にこだわることをおすすめします。
3つ目は、丁寧な外壁塗装工事をすることです。
悪質な塗装業者に依頼してしまうと、塗料を薄めて塗装したり、下塗りを丁寧に行わなかったりする可能性があります。
これらが原因で、中塗りと上塗りとの密着度が低く、塗装がすぐに剥がれてしまう場合があるので注意が必要です。
本来持っている耐用年数まで、しっかりと機能を果たしてもらうためにも、安心して塗装を任せられる塗装業者を見極めることが重要です。
□場所ごとに相性の良い塗料をご紹介します!
どの場所にどのような塗料を塗るかによって、相性の良い塗料は異なります。
以下では、塗る場所ごとの相性の良い塗料を3つご紹介します。
*木部
木の部分に塗料を塗る場合は、木の素材感を敢えて残すケース、質感を隠して仕上げるケースなどがあります。
そのため、希望する仕上がりのイメージに合わせて塗料を選ぶことが重要ですが、弾性の高い塗料を使用するのがおすすめです。
木は耐水性に優れておらず、有機物で伸縮を繰り返しているため劣化が早い傾向にあります。
弾性塗料を使用すれば、木の劣化スピードを緩やかにできるからです。
*鉄部
鉄は金属であるため、塗料が剥がれやすい傾向にあります。
そのため、しっかりと塗るために接着力の強い弱溶剤・溶剤塗料を選ぶことをおすすめします。
また、接着力の強い塗料を選んだ場合でも、表面が錆びていると剥がれてしまうので、事前にケレンを徹底する必要があります。
*軒天部
軒天部は、直接日光は当たりませんが、反射日光や雨、チリにあたって劣化していきます。
親水性塗料を使って汚れを落とす方法もありますが、軒天は雨がしっかり当たらず、汚れを落とせるほどの水圧が見込めないでしょう。
そのため、最初から汚れが付着しにくいナノテク塗料のような、汚れにくさを特徴とする塗料を選ぶことをおすすめします。
□まとめ
今回の記事では、外壁塗装に使う塗料を比較してご紹介しました。
耐用年数や性質、価格などは塗料によってかなり差があるので、予算とも相談しながら決めると良いでしょう。
当社は、費用に関して明確な料金表に基づいて計算しています。
そのため、お客様によって異なる費用の提示や、曖昧な費用提示は一切致しません。
埼玉・川口市周辺で外壁塗装に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽の当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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