機能性が20年保つ塗料はあるのか?塗料の機能性を長く保つためのポイントを紹介!

2023/01/07 スタッフブログ

外壁塗装に耐用年数があるように、劣化していくものですから、外壁は一度塗装すれば終わりではなく、何度も再塗装する必要があります。

とはいえ、外壁塗装や屋根塗装の重要性は分かっているからこそ、何度も再塗装をしないといけないことは少し億劫です。
だれもが「20年くらい塗装しなくてもいい塗料はないのか」という願望をお持ちになったことはあるのではないでしょうか。
そこで今回は、機能性が20年保つ塗料はあるのかということと、塗料の機能性を長く保つためのポイントについて紹介します。

 

□機能性が20年保つ塗料はあるのか

結論から申しあげると、機能性が20年保つ塗料はあります。
ただ、一般的な塗料の耐用年数は10年から20年が目安で、10年程度のものが多いです。
具体例を挙げながら、塗料の耐用年数について紹介します。

1つ目は、ウレタン塗料についてです。
ウレタン塗料の耐用年数は8年から10年です。
価格は3回塗りで、1平方メートルあたり2100円から3100円と、比較的安価で、耐久性も高いです。

また、大きな特徴として、高い伸縮性や光沢があることが挙げられます。
高い伸縮性が、耐久性の高さにつながっています。

2つ目は、シリコン塗料についてです。
10年から15年ほどの長い耐用年数を誇っており、価格も上記と同じ条件の場合、2700円から4100円が相場です。
価格も安いことに加えて、非常に長い耐用年数が備わっているため、最も人気が高い塗料の1つです。

3つ目は、ラジカル塗料についてです。
ラジカル塗料は、まだ登場してから日が浅く、最も新しい種類の塗料です。
耐用年数は14年から16年で、価格は上記と同じ条件で2900円から4300円が相場です。
耐用年数の長さと価格帯を考慮してみて、お分かりいただけるように、最もコストパフォーマンスが優れた塗料であると言えます。

ただし、登場した年が2012年であって、まだ発売されてから現在まで時間がそこまで経っていないため、新しいものに挑戦してみたい方や、コストパフォーマンスを重視している方にはおすすめです。

4つ目は、フッ素塗料です。
フッ素塗料の耐用年数は、15年から20年と非常に長いです。
また、価格も上記と同じ条件で、3700円から4700円が相場です。
フッ素塗料の耐用年数は、非常に長いため、耐久性を重視している方にはおすすめです。

5つ目は、無機塗料です。
耐久年数が5年から25年と、今回ご紹介している塗料の中では最も耐久性が高いです。
価格は、3700円から5100円が相場です。

ここまでご紹介してきた塗料を比較していただければ、お分かりいただけるように、耐用年数が20年を超えている塗料はあります。
ただ、20年に満たないものも多くあるため、20年も機能性が保つ塗料は非常に耐久性が高いものであるといえるでしょう。

 

□塗料と建物の耐用年数の関係性について

ここまで、塗料の耐用年数について深く紹介してきましたが、実は塗料の耐用年数と建物の耐用年数は大きく関係しています。

例えば、耐用年数が30年である木造建築の建物は、塗料の耐久度と建築材の耐久度があわさって、建物の耐用年数が30年であると算出されます。
つまり、建物自体の耐久性を上げようと思った際は、建物の素材にこだわるだけではなくて、塗料の耐久性の高さにも注目することで、建物の耐久性を上げられます。

 

□塗装を20年していないと起きてしまうことについて

ここまで、塗料と建物の耐久性について触れてきた中で、塗料の耐久性の高さの重要性をご理解いただけたでしょう。
では、その耐久性を上げるために必要な塗料を塗装してから、ずっと放置していていいのかというと、そうではありません。
ここでは、塗装を20年していないと起きてしまうことについて紹介します。

1つ目は、色あせです。
外壁は常に外的要因にさらされているため、塗装を20年も放置していると、塗装時はきれいな色であったとしても、必ず劣化症状が進んで、いずれは色あせを起こしてしまいます。

ただし、色あせを軽視してはいけません。
色が変化するだけでなく、色あせの状態を放置していると、塗料の性能が低下してしまいます。
塗料の性能が低下してしまうと、外的要因から建物を守る耐久性が弱まってしまい、結果として建物自体の耐久性が下がってしまう可能性があります。
そのため、色あせが見られた場合は、塗装し直すことを検討しましょう。

2つ目は、ひび割れです。
塗料が乾燥してしまって、その状態を放置していうと、塗料はひび割れをおこします。
ひび割れを起こしている部分は、塗料が建物を守ることができないため、早急な対応が必要です。

また、ひび割れを放置していると、雨水が隙間から侵入してしまう可能性があり、結果として建物の腐食につながる可能性があります。
そのため、塗料のひび割れを発見した際は、早急な対応を心がけましょう。

3つ目は、壁におけるひび割れです。
上記で紹介したひび割れは塗装面におけるひび割れですが、ここで紹介しているものは、壁におけるひび割れです。
つまり、壁材が劣化したことで起きてしまうひび割れ現象です。

塗装が劣化したことで、起きてしまうひび割れよりも、深刻な状態であると言えます。
壁材の劣化によるひび割れが起きた際は、外壁塗装だけで修復できない場合もあります。
そのため、外壁材の張替えをすることや、重ね張りをすることなどの、対策をすることがおすすめです。
このように、壁材が劣化して起きるひび割れは非常に深刻であるため、塗装面における劣化症状がないかどうかを定期的に確認することを心がけましょう。

 

□塗料の機能性を長く保つためのポイントについて

最後に塗料の機能性を長く保つためのポイントをご紹介します。

1つ目は、耐用年数が長い塗料を採用することです。
最初にご紹介したフッ素塗料やラジカル塗料や無機塗料は、耐用年数の長さが特徴的です。
フッ素塗料を高いと感じられる方も多くいらっしゃいますが、再塗装の回数を減らせる可能性が高いため、長期的な視点で見れば、そこまで高いわけではありません。

2つ目は、グレードの高い塗料を採用することです。
例えば、耐用年数の高いフッ素塗料を採用する際は、フッ素塗料の中にもグレードがあるため、グレードの高いものを選択するようにしましょう。
フッ素の含有率が高い塗料の方が、耐用年数は長くなります。

3つ目は、技術力の高い会社に依頼することです。
いくら採用する塗料の質が良かったとしても、塗装する人の技術力が低いと、早期の剥がれにつながってしまう可能性があります。
当社は、技術力に自信を持っておりますので、外壁塗装や屋根塗装をご検討中の方は、是非お気軽に当社までご相談ください。

 

□まとめ

今回は、機能性が20年保つ塗料はあるのかということと、塗料の機能性を長く保つためのポイントについて紹介しました。
塗料には、多くの種類があり、その中には耐用年数が20年を超えるものもありますが、全ての塗料が20年超えているわけではないので、やはり再塗装は必要です。
また、外壁塗装や屋根塗装の際は、塗料の耐用年数と建物の耐用年数は深い関係性があるため、採用する塗料の種類にはこだわりたいものです。
そのため、将来のメンテナンスの頻度や再塗装の頻度まで考慮して、塗料を選択するようにしましょう。

埼玉・川口市周辺で耐用年数が高い塗料に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。