外壁塗装で使うつや消し塗料のメリットやデメリットに加えて注意点も紹介します!

2023/01/27 スタッフブログ

外壁塗装で色の他に悩むことの1つとして挙げられるのは、「つや消し」に関することです。
「つや消し」を使うべきなのか、または、そもそも「つや消し」ではなく「つや有り」を選ぶべきなのかは、メリットやデメリットについて知っておかなければ判断しづらいものです。

そこで今回は、外壁塗装でつや消し塗料を使うメリットとデメリットを紹介します。
「外壁を落ち着いた印象にしたい」「高級感のある外壁にしたい」とお考えの方は、是非この記事をご一読ください。
また、そこに加えて注意点についても紹介しますので、是非ご参考にしてください。

 

□つや消し塗料とは

そもそも「つや消し塗料」とは何かということから紹介します。

「つや消し塗料」とは、光沢率が5パーセント以下の塗料を指します。
光沢率とは、塗装された壁を平らにして、そこに60度の角度から光を当てて、反射された光がどれくらいの強さで反射されるのかを示した数値です。

例えば、キラキラしたような塗装面に対して、光を当てた際に、返ってくる光も十分なまぶしさを保っていることは想像できるのではないでしょうか。
これは、光沢率が高いため、反射された光も十分な明るさを保っているのです。

それに対して、マットな質感な壁に光を当てた際は、光沢率が低いため、あまりまぶしい光が返ってきません。
ここまで、光沢率について具体例を用いて紹介しましたが、今回の本題である「つや消し塗料」とは、光沢率が5パーセント以下の塗料を指すということをご認識ください。

 

□外壁塗装でつや消し塗料を使うメリットについて

1つ目は、落ち着いた印象を与えられることです。
光沢率の低いつや消し塗料を使用することで、外壁はキラキラしたようなイメージではなくて、マットな質感を演出します。
そのため、華やかな雰囲気ではなくて、光沢の少なさを活かした落ち着いた雰囲気を演出できます。

2つ目は、高級感を演出できることです。
落ち着いた印象に加えて、高級感まで演出できます。

過度にキラキラしたような外壁をイメージしてみてください。
少し安っぽいような印象を受けてしまわないでしょうか。
それに対して、光沢の少ない外壁は、落ち着いた感じで、高級感まで演出できます。

3つ目は、周りから浮かないことです。
住宅の外壁の色や塗料を決める際は、周りの住宅との雰囲気まで考慮することは1つの方法です。

例えば、周りの住宅は、白系統やグレーカラーが採用されていることが多い場合、光沢の少ない塗料をご自宅に採用する方が周りの雰囲気と馴染みます。
また、仮に周りの住宅が光沢のある外壁を採用している場合でも、ご自宅で光沢の少ないものを採用しても、全く浮きません。
つまり、光沢の少ない塗料を採用することは、デザイン面において非常に無難であり、おしゃれな雰囲気を簡単に演出できます。

 

□外壁塗装でつや消し塗料を使うデメリットについて

1つ目は、耐候性が少し低いことです。
「つや消し塗料」には、つや消し剤という添加物が含まれています。
添加物が塗料に含まれているということは、大幅に低下するわけではありませんが、他の物質が塗料に含まれていることを意味するため、その分強度が少しだけ低下してしまいます。

2つ目は、つや有り塗料よりも価格が高い傾向にあることです。
「つや消し塗料」は、少しだけ耐候性において劣っているという特徴があり、その短所を補うために、「つや消し塗料」を重ね塗りするという対策やグレードの高い「つや消し塗料」を採用するという対策が考えられます。
ただし、それらのような対策を取った場合、費用がかさんでしまうと言うデメリットが挙げられます。

3つ目は、新築らしい印象がないことです。
光沢のある塗料を採用する場合は、仕上がりが新築のようになることがあります。
光沢のある塗料は、キラキラしたような雰囲気を演出するため、その雰囲気が新築らしさを演出するのでしょう。

一方で、「つや消し塗料」は、キラキラしたような雰囲気は演出しません。
そのため、人によっては、「新築のようなきれいさを求めていたのに」「もうちょっと輝いた外壁になると思っていたのに」などのように、理想からはかけ離れた仕上がりになる可能性があります。

ただし、「つや消し塗料」にも、「つや有り塗料」にも、それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身の理想的な外壁を思い描いて、その理想を実現するために適切な塗料を選択することが大切です。
そのため、マットな質感や落ち着いた印象を与えたい方は、つや消し塗料を採用することがおすすめですし、キラキラしたような雰囲気を出したい方は、光沢のある塗料を採用することがおすすめです。

 

□外壁塗装でつや消し塗料を使う際の注意点について

注意点として挙げられることは、「つや引け」や「かぶり現象」が起きてしまうことです。
「つや引け」とは、光沢が出なくなってしまう現象を指します。
「かぶり」とは、塗装面が白くなってしまう現象を指します。
これらの現象には、湿度の高さや寒暖差が大きいこと、塗料が乾ききっていないことに起因します。

このような現象は、「つや消し塗料」のようなつやを調整する塗料を使用することで、より起きやすくなってしまいます。
そのため、「つや消し塗料」を使用することをご検討中の方は、塗料をしっかり乾かすことを意識されることをおすすめします。
塗装会社には、事前に「つや消し塗料」を使いたいという旨を伝えすることで、適切な対応をとってもらえます。

 

□理想的な外壁のつやを実現するための方法について

1つ目は、塗装会社につやの好みをしっかり伝えることです。
外壁のつやは、なかなか伝えづらいものではありますが、「暗すぎる壁は嫌」「輝きすぎている壁は嫌」などのように、大体の感覚でも構いませんので、伝えられるイメージを伝えておくことで、理想の外壁に一歩近づきます。

2つ目は、サンプルを見せてもらうことです。
理想のつやを言語化することは困難であるため、サンプルを実際に見せてもらって、その中から理想のものを選ぶこともおすすめです。

その際、できるだけ大きめのサンプルを見せてもらうことをおすすめします。
小さいサンプルを使って、理想のつやを見つけたとしても、実際の仕上がりと理想の間に大きなギャップが生まれてしまう可能性があるため、できるだけ大きめのサンプルで判断しましょう。

3つ目は、サンプルを外でも確認することです。
サンプルを用意してもらったら、必ず外でも確認してみましょう。
それは、つやと光は密接な関係にあるため、室内でサンプルを見た場合の印象と、外でサンプルを見た場合の印象では、大きく異なる可能性があるからです。
また、晴れの日だけでなくて、雨の日や曇りの日など、サンプルを見る日の天候によっても印象が左右される場合があるため、それぞれの天候の日に確認することもおすすめです。

 

□まとめ

今回は、外壁塗装で使うつや消し塗料のメリットやデメリットに加えて注意点についても併せて紹介しました。
つや消し塗料にはメリットやデメリットがあるように、つや有り塗料にもメリットとデメリットがあります。
そのため、それらの特徴を踏まえた上で、ご自身の理想的な外壁を実現するために、最適な塗料を選択することが大切です。

また、仮に理想的な外壁のイメージをお持ちの場合は、塗装会社との密な相談が大切です。
仕上がりと理想に大きなギャップが生まれないように、できるだけ詳細にイメージを伝えましょう。

埼玉・川口市周辺でつや消し塗料に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。