20年間も保つ塗料はある?外壁塗装を長く保つためのポイントについて紹介します!

2023/02/05 スタッフブログ

どうせ外壁塗装をするならば、外壁塗装を長く保ちたいですよね。
「この前外壁塗装をしたばっかりなのに、もうボロボロになってきちゃった」
「外壁塗装をしたことがないから、どうやったら外壁塗装を長く保てるか分からない」
このような状態から抜け出すために、把握すべきポイントや注意すべきポイントは何なのでしょうか。

今回は、20年間も保つ塗料はあるのか、外壁塗装を長く保つためのポイントについて紹介します。
外壁塗装を長く保つためのポイントを把握して、効率的にきれいな外壁を実現しましょう。

 

□20年保つ塗料はあるのか?塗料別の耐用年数について紹介します!

塗料別の耐用年数について以下で紹介をしておりますが、数値はあくまで目安に過ぎないということを前提に読み進めていただければ幸いです。

1つ目のラジカル塗料は、耐久年数が12〜15年です。
ラジカル塗料は、まだ発売されてから比較的日が浅い塗料ですが、耐久性の高さから人気があります。
値段に関しても、シリコン塗料と比べると少しだけ高くなっていますが、耐久性の高さを考慮すると、決して高すぎるわけではありません。

2つ目のシリコン塗料は、10〜15年の耐久年数を誇っています。
シリコン塗料の特徴としては、カラーバリエーションの豊富さで、定番の塗料として扱われています。
金額と性能のバランスが非常にとれていることも特徴です。

3つ目は、フッ素樹脂塗料で、こちらの耐久年数は15〜20年です。
この記事の本題は「20年保つ塗料はあるのか」ですが、フッ素樹脂塗料は20年保ちます。
ただ、耐久性の高さが非常に優れている分、金額は高めに設定されていることが多いため、予算と相談をすることは忘れないようにしましょう。

4つ目に紹介するのは、ウレタン樹脂塗料で、耐久年数が8〜10年です。
ここまで紹介してきた塗料の中では、耐久年数が短めになっていますが、金額が安いことが特徴です。
そのため、費用をとりあえず抑えたい方は、ウレタン樹脂塗料を使用することを検討しましょう。

5つ目は、無機塗料で、耐久年数が15年以上です。
無機塗料は、耐久性が非常に優れている一方で、その分金額も高めに設定されています。
そのため、無機塗料もフッ素樹脂塗料と同様に、購入前には予算との相談が必要です。

6つ目は、光触媒塗料で、耐久年数が20年です。
光触媒塗料は、紫外線を有効的に活用して、汚れを分解する機能性を有しています。
そのため、金額は高めに設定されています。
ただ、光触媒塗料はまだ歴史の浅い塗料であるため、無難に塗装を成功させたい方は、シリコン塗料のような定番のものを選ぶと良いでしょう。

 

□外壁塗装の耐用年数を決めるいくつかの要因について

外壁塗装の耐用年数を決める要因として、3つ紹介します。

1つ目は、「何の塗料を使用するか」です。
上記でも紹介したように、塗料には多くの種類があり、それぞれの耐久性は大きく異なります。
そのため、外壁塗装の耐用年数を考慮する際は、「何の塗料を使用するか」という視点は欠かせません。

具体的には、フッ素樹脂塗料や光触媒塗料、無機塗料が耐久年数が長いものとして有名であるため、外壁塗装の耐用年数を長くしたい場合は、それらの塗料を使用することを視野に入れましょう。
ただ、耐久年数が長い塗料は、その分値段が高いことが一般的であるため、コストとのバランスも見ながら決めていくと良いでしょう。

2つ目は、「何の外壁材を使用するか」です。
外壁材にも、塗料と同様に多くの種類があります。
具体的なものとして、モルタル、サイディング、ガルバリウム鋼板、タイル、軽量気泡コンクリートなどが挙げられます。
それぞれの耐用年数は異なりますが、おおよそ20〜40年程度が平均的です。

3つ目は、「コーキングが丁寧にされているか」です。
コーキングとは、外壁材同士の間にある緩衝材部分を指します。

具体的にイメージしていただくために、レンガの家を一度想像してみてください。
レンガとレンガの間には、緩衝材となる接着剤が使用されています。 
その緩衝材を詰めていく作業が、コーキング作業と呼ばれるものです。

このコーキング作業が丁寧にされていないと、外壁材同士が地震の揺れによってぶつかりあって、外壁材に傷が入ってしまうことがあります。
コーキング作業が外壁塗装の耐用年数に直接的に影響していることは、意外かもしれませんが、必ず考慮しておきましょう。

 

□外壁塗装の耐用年数が過ぎていることを知らせる劣化症状について

1つ目は、チョーキング現象です。
チョーキング現象を聞いたことがない方も多いかもしれませんが、外壁を触った際に指に白い粉のようなものが付着したことはございませんか。
それが、チョーキング現象と呼ばれる、外壁にみられる劣化症状の1つです。
チョーキング現象を発見した際は、今すぐに外壁塗装工事をしなければならないというわけではありませんが、「そろそろ工事をしないといけない」という心づもりで、工事の計画を進めてください。

2つ目は、剥がれ現象です。
塗膜が剥がれてしまって、外壁材がむき出しになっている場合は、塗装工事を検討しましょう。
塗膜は、外的要因から建物を保護する役割を有しているため、外壁材がむき出しになっている状態を放置しておくことは得策とは言えません。
特に、塗膜が剥がれている部分が多くある場合は、早急な対応をした方が良いでしょう。

3つ目は、ひび割れ現象です。
ひび割れ現象が見られた場合は、早急な対応が必要です。
ひび割れを放置していると、ひび割れ部分が大きくなることはもちろん、その部分から雨水が侵入し、建物内の腐食につながる可能性があります。

 

□外壁塗装の耐用年数を長くするためにできることについて

外壁塗装の耐用年数を長くするためにできることは、「塗料のグレードにこだわること」です。
上記では、塗料の「種類」に着目しましたが、「グレード」まで考慮することが大切です。

同じ塗料の種類を採用しても、グレードが違うと耐用年数が異なります。
そのため、耐用年数を長くしたいと考えられている方は、種類だけではなく、グレードにもこだわりを持ちたいものです。

 

□外壁塗装を20年保つために大切なこととは

ここまで外壁塗装の耐用年数を長くするために、塗料や外壁材の種類についても紹介してきましたが、それらよりも重要なこととして、「定期的なメンテナンス」が挙げられます。
せっかく良い塗料や外壁材を使用しても定期的なメンテナンスをしなければ、塗料や外壁材の耐用年数よりも短い段階で劣化症状が見られるケースは多々あります。
そのため、「何の塗料を使用するのか」「何の外壁材を使用するのか」「コーキングは丁寧にされているのか」、これらの視点は大切ではあるものの、それは「定期的なメンテナンス」があってこそ活かされるものだということを認識しておきましょう。

 

□まとめ

今回は、「20年間も保つ塗料はあるのか」という本題に沿って、塗料や外壁材の耐用年数、耐用年数を長くするためのポイントについて紹介しました。
耐用年数を長くするためには、塗料や外壁材、コーキングにこだわりを持つことが大切です。
ただ、それだけでは不十分であり、定期的にメンテナンスすることが前提として大切なので、良い状態で長く保つためにも意識しておきましょう。

埼玉・川口市周辺で外壁塗装に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。          
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