軒天をおしゃれにするためには素材選びと外壁との相性が重要であることを解説!

2023/03/24 スタッフブログ

外壁や屋根だけでなく、軒天にもこだわりを持つことで、より一層おしゃれな住宅に近づけられます。
それは、軒天は、外壁や屋根ほどは目立っているわけではないため、軒天にこだわりを持っている人は比較的少ないことからです。

あえてそこにこだわりを持つことで、周りとの差別化を図れるでしょう。
今回は、軒天をおしゃれにするためには、素材選びや色選び、外壁との相性を見ることが大切であることをご紹介します。
おしゃれな軒天を実現して、周りとの差別化を図りたい方は是非この記事をご一読ください。

 

□そもそも軒天とは

軒天について深くご紹介する前に、「そもそも軒天とは何か」についてご紹介します。
軒天とは、建物から伸びている屋根の裏側の部分を指します。
軒天の役割を以下で3つご紹介します。

1つ目は、美観を保つことです。
仮に軒天がない場合、屋根裏の野地板や垂木が丸見えになり、外観が悪くなってしまいます。
見栄えの悪い部分を軒天が隠してくれることによって、住宅全体の美観が保たれます。

2つ目は、外壁の劣化を防止することです。
外壁は、常に雨水や太陽光などの外的要因にさらされている状態であり、外的要因によって外壁の劣化が進みます。
しかし、軒天がある住宅では、軒天が外壁を外的要因から保護してくれるため、外壁の劣化症状が抑えられ、結果として建物全体の耐久性が上がります。

3つ目は、延焼を防ぐことです。
例えば、近隣で火災が発生し、ご自宅に火が燃え移った場合を想定してみてください。
仮に、軒天がない住宅に火が移った場合は、すぐに火が屋根裏まで周り、瞬く間に屋根が焼け落ちてしまいます。

一方で、軒天がある住宅では、軒天は火が屋根裏まで移ることを防いでくれるため、火が燃え広がりにくくなります。
また、軒天には不燃材が使用されているため、一層火が広がりにくいです。

 

□木目調の軒天がおしゃれ?魅力と注意点を紹介

多くの役割を担う軒天には、いくつかの種類がありますが、その中でも「木目調の軒天」が非常に人気であるため、ここでは木目調の軒天の魅力と注意点についてご紹介します。

 

*木目調の軒天の魅力について

1つ目は、非常におしゃれになることです。
おしゃれな住宅を実現しようと考えた際に、どうしても外壁のデザインや玄関ドアのデザインに目がいきがちですが、あえて軒天という目に入りづらい部分にまでこだわりを持つことで、オシャレ度は一気にアップします。

例えば、白色一色の外壁が特徴的な住宅に、木目調の軒天を導入してみるといかがでしょうか。
白色一色の外壁が与える印象は、清潔感やシンプルさであり、そこに木目調の軒天というアクセントを加えることで、両者は見事に調和するでしょう。

2つ目は、温かい雰囲気を演出できることです。
軒天という屋根裏部分には普段あまり気を配らないものの、軒天に木目調を採用すると、木の温かみが空間全体を包み込んでくれます。
自然に囲まれた空間で過ごしたい方には、木目調の軒天がおすすめです。

 

*木目調の軒天の注意点について

1つ目は、天然木である場合はメンテナンスが必要であることです。
天然木の軒天を採用した場合、不燃材の軒天を採用した場合と比べて、少しメンテナンスの回数が増える可能性があります。
ただ、木の種類によって異なるため、一概には言えないことに加えて、どのような軒天であっても定期的なメンテナンスが必要であることは把握しておきましょう。

2つ目は、無垢材を使えない地域もあるということです。
無垢材とは、防火等の施工がされていない天然木を指しますが、防火の面で規制のある地域では建築基準法によって無垢材を軒天に使用することが禁じられているケースがありますので、事前に確認しておきましょう。

 

□木材以外の軒天の材料について紹介

木材以外の軒天材を使用することで、おしゃれさを表現することもできるため、以下では木材以外の軒天材をご紹介します。

1つ目は、ケイカル板です。
ケイカル板とは、ケイ酸質の原料と消石灰とパルプを混ぜ合わせてつくられたものです。
ケイカル板の特徴として、不燃性と高い耐水性を有していることと、デザイン性にも優れていることであり、ケイカル板の中にも木目調があり、非常に人気です。

2つ目は、スラグ石膏板です。
スラグ石膏板は、ケイカル板と同様に高い不燃性が特徴的であることに加えて、環境に優しいことも大きな長所です。

3つ目は、フレキシブルボードです。
フレキシブルボードは、セメントと補強繊維が主な原料であることから、高い不燃性を有しており、湿気にも強いという特徴を持っています。

4つ目は、金属板です。
実は、金属板を軒天に採用することは可能であり、金属ならではの高い耐火性を有していることから、人気があります。
ただ、機能性に優れている分、他の軒天材よりも価格が高い傾向にあるため、事前に値段を確認しておくと良いでしょう。

 

□おしゃれな軒天にするためにおすすめできる色とは

おしゃれな軒天にするためには、「軒天材」に加えて、「色」も慎重に選ぶことが必要です。
ここでは、軒天におすすめする色をご紹介します。

1つ目は、白色です。
「軒天に何色を使えば良いのか分からない」という方は、とりあえず白色を採用しておけば軒天がおしゃれになる可能性が高いです。
その理由は、白色は多くの色との相性が非常に良いからです。

例えば、外壁の色が赤色のような濃い色である場合は、軒天に白色のような落ち着いた色を採用すればメリハリがついておしゃれに決まりますし、外壁の色がベージュのような白色に近い色であっても、軒天に白色を採用すれば、外壁と軒天に統一感が生まれます。

2つ目は、クリアです。
クリアとは透明色を指しますが、クリアを軒天に採用することで、軒天材がそのまま見える状態になるため、軒天材のデザインにこだわりを持たれている場合はクリアを使用することがおすすめです。

3つ目は、黄色です。
黄色の中でも薄い黄色が高い人気を誇っており、黄色を軒天に使用することで、アクセントカラーとして機能します。
例えば、外壁の色がシンプルな印象を与えている場合、軒天の黄色がアクセントとして大きく効果を発揮するでしょう。

4つ目は、黒色です。
外壁に白色や黄色を採用している場合は、軒天に黒色がおすすめです。
特に、白色と黒色の相性は抜群であるため、それらを組み合わせることで簡単に統一感を出せるでしょう。

5つ目は、クリーム色です。
外壁にはクリーム色が採用されることが多いため、軒天にもクリーム色を採用することで簡単に統一感が生まれます。

 

□軒天の色を決める際は外壁塗装との相性を見ることが大切!

軒天の色を決める際は、「外壁塗装との相性」を見ることが最も大切です。
例えば、外壁に白色や黒色が使用されている場合は、軒天の色がどのような色でも基本的に相性が良いです。

一方で、外壁にオレンジが採用されている場合は、軒天には黒色や黄色がおすすめです。
上記のように、外壁の色と軒天の色のバランスを見ることが大切です。

 

□まとめ

今回は、軒天をおしゃれにするための素材選びと色選びについてご紹介しました。
軒天におすすめできる素材としては、木材や金属があり、軒天の色を決める際は、外壁塗装との相性を見て決めることが大切です。

例えば、白色や黒色は基本的にどのような色とも相性が良いため、簡単に軒天をおしゃれにしたい場合は、とりあえず白色や黒色を検討してみると良いでしょう。
埼玉・川口市周辺で軒天の色に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。          
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。