外壁塗装をしないとどうなるのかについて解説します!
ついつい放置してしまう外壁塗装。
「見た目なんか気にしないから、外壁塗装はしない。」
そのようにお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、外壁塗装をしないと見た目が悪化するだけでなく、建物全体の耐久性が下がってしまいます。
今回は、意外と知られていない外壁塗装の目的から、外壁塗装をしないとどうなるのか、外壁塗装をするべきタイミングについてご紹介します。
是非、外壁塗装の重要性を把握したうえで、適切なタイミングで外壁塗装を行い、安全な住宅を保ってください。
□外壁塗装の目的とは
外壁塗装の目的は、住宅の保護をすることです。
外壁は、常に紫外線や太陽光、雨風などの外的要因にさらされているため、劣化が早く進みます。
また、外壁の劣化が進むと、建物全体の劣化が進むため、建物全体の耐久性を下げないために、外壁の耐久性を上げることが大切です。
そこで、重要な働きをするのが、外壁塗装です。
外壁に塗装をすることで、外壁に塗膜が形成されます。
また、形成された塗膜が、外的要因から外壁を保護してくれるという仕組みがあります。
□外壁塗装が必要ない家はあるのか
ここでは、外壁塗装が必要ない家を以下で3つご紹介します。
1つ目は、外壁がタイルの家です。
タイルの外壁に塗装をしてしまうと、10~15年程度で塗膜が劣化してしまい、外観が悪化してしまいます。
また、タイルの耐用年数は30年を超えることが多いため、基本的に塗装は不要です。
2つ目は、外壁がレンガの家です。
レンガの耐用年数は、50年以上であることも多いです。
また、タイルと同様に、塗装をしてしまうと、塗料の耐用年数を迎えるタイミングで、塗り替えをしなければなりません。
そのため、外壁がレンガである場合は、基本的に塗装は不要です。
3つ目は、サイディング外壁に張り替えて8年以内の家です。
サイディング外壁は、10年程度が耐用年数であることが多いです。
ただ、中には劣化が早く進んでいる場合もあるため、劣化症状に合わせて塗装をしましょう。
上記3つのパターン以外の家は、外壁塗装が必要であるため、まずはご自身の家が外壁塗装が必要な家であるかどうかを確認しましょう。
□外壁塗装をしないとどうなるのかについて
では、外壁塗装をしないとどうなるのかについて、具体的な劣化症状と共に以下でご紹介します。
1つ目にご紹介する劣化症状は、色あせです。
外壁の色が薄くなっていたり、艶がなくなっている場合は、色あせを起こしている可能性があります。
外壁が色あせしている場合は、劣化が進んでいると考えましょう。
2つ目は、汚れやコケの付着が多くなることです。
塗料の撥水性が失われてくると、汚れやコケに対する抵抗力が低くなってしまいます。
その結果、頻繁に汚れやコケが発生してしまいます。
高頻度で、汚れやコケが付着するようになると感じたら、劣化が進んでいる証だと捉えましょう。
3つ目は、チョーキング現象です。
外壁を触ったときに、指先に白い粉が付着したことはありませんか。
それが、チョーキング現象と呼ばれるものです。
チョーキング現象が起きている場合は、劣化がかなり進んでいると考えましょう。
4つ目は、クラックです。
クラックとは、ひび割れのことです。
外壁にひび割れが起きている場合は、ひび割れの大きさに着目しましょう。
ひび割れの大きさが0.3mm以上である場合は、早急な対応が必要です。
5つ目は、剥がれです。
塗装が剥がれている場合は、外壁の防水性が失われている状態であるため、非常に危険です。
そのため、剥がれを発見した場合は、できるだけ早めに外壁塗装をしましょう。
6つ目は、建物内部の腐食です。
塗装の劣化が進み、防水性がなくなると雨水が建物内部に侵入し、最終的には建物内部が腐食します。
建物内部の腐食が進んでいる場合は、外壁の張り替えだけでは済まず、下地や柱も直すことが必要です。
そのため、建物内部が腐食するほど、外壁塗装をしないでいると外壁塗装の倍以上の費用が必要になるため、定期的にメンテナンスをしましょう。
□塗装と外壁材の耐用年数や劣化症状に合わせて外壁塗装をしましょう!
外壁塗装をするタイミングは、塗装と外壁材の耐用年数や劣化症状に合わせることが大切です。
*塗装を見て外壁塗装のタイミングを決めましょう
外壁塗装のタイミングを決める際は、「塗料の耐用年数」と「塗装の劣化症状」に合わせましょう。
塗料の「耐用年数」は、塗料の種類によって、大きく異なるため、塗装をする前に確認することが大切です。
当社は、30年の実績から様々な用途に合わせて厳選した塗料をホームページに掲載しておりますので、外壁塗装をする前に是非ご確認ください。
また、塗装の「劣化症状」としては、上記でご紹介したような劣化症状が挙げられます。
上記でご紹介した劣化症状が見られた場合は、早めに外壁塗装をすることを検討しましょう。
*外壁材を見て外壁塗装のタイミングを決めましょう
外壁材の「耐用年数」と「劣化症状」を見ることも大切です。
外壁材の「耐用年数」も、塗料と同様に、種類によって異なります。
例えば、窯業系サイディングは、耐用年数が30年程度であり、メンテナンスの目安としては、10~15年程度です。
また、金属系サイディングの耐用年数は40年程度であり、メンテナンスの目安としては15~20年程度です。
また、外壁材の「劣化症状」として着目すべきものは、コーキングの剥離です。
コーキングとは、外壁材同士のつなぎ目を充填することを指します。
コーキング材が剥離している場合は、外壁材同士の隙間から雨水が侵入し、建物内部が腐食することにつながるため、コーキング材の剥離が見られる場合は早急に対応しましょう。
□外壁塗装の回数を減らす方法について
外壁塗装の重要性について解説してきましたが、「できるなら外壁塗装の回数を減らしたい」と考えられる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、外壁塗装の回数を減らすための2つの方法についてご紹介します。
1つ目は、塗装が必要ない外壁材に張り替えることです。
例えば、タイルやレンガは、外壁塗装は必要ありません。
そのため、外壁材を思い切ってタイルやレンガに張り替えることで、そもそも外壁塗装がいらない外壁にすることが可能です。
2つ目は、耐用年数の長い塗料を使用することです。
耐用年数の長い塗料として、シリコン塗料やラジカル塗料、フッ素塗料などが挙げられます。
塗料の選び方は、「ツヤを出したい」や「派手な色にしたい」など、ご自身の理想に合うものを選ぶことが大切です。
仮に、「外壁塗装の回数をなるべく減らしたい」という願望がある際は、当社までその旨をお知らせください。
お客様にあった塗料をご提案いたします。
□まとめ
今回は、外壁塗装をしないとどうなるのかについてご紹介しました。
外壁塗装には、見た目をよくするだけでなく、住宅全体の耐久性を上げるという目的があります。
外壁塗装を怠ると、様々な劣化症状につながり、最終的には建物内部の腐食につながります。
そして、建物内部の腐食につながると、外壁を再塗装するだけでは対処できず、最悪の場合は下地や柱を直すところから始めなければなりません。
そのため、定期的に外壁のメンテナンスを行うことが大切です。
埼玉・川口市周辺で外壁塗装の劣化症状に関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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