塗りムラを放置する危険性や対策について

2023/05/09 スタッフブログ

外壁にひび割れや剥がれといった劣化症状が見られる場合、すぐに再塗装を検討される方が多いのではないでしょうか。
それは、「ひび割れや剝がれを放置していると、外壁に悪影響を与える。」と、イメージしやすいからです。
では、外壁に塗りムラを発見した場合は、どのように感じ、行動に移しているでしょうか。
「正直、塗りムラは、そこまでひどい症状に見えないから、別に放置していても良いのではないか。」
そのように感じた方は、是非この記事をご一読ください。
今回は、塗りムラを放置する危険性や対策についてご紹介します。

 

□深刻な塗りムラかどうかの見分け方

実は、塗りムラは放置していると、非常に危険であり、その危険度は塗りムラの症状によって異なります。
そのため、まずは目の前にあるムラがどれくらい深刻であるかについて把握しておきましょう。
外壁塗装に生じるムラは、大きく分けて以下の2つに分けられます。

 

*軽度のムラ

太陽光の当たり方や、外壁を見る角度によっては、ムラが生じているように見える場合があります。
そのような場合は、あくまで「光の反射」が原因で生じているムラであり、塗装の機能性を損なっているわけではないため、過度な心配は不要です。

 

*重度のムラ

ムラが広範囲にわたっている場合や、光が当たっていない場合でもムラの濃淡まで確認できる場合は、重度のムラである可能性が高いです。
また、ムラが生じることで、美観が損なわれている場合は、塗装の機能性まで失っている可能性が高いため、早めの対策が必要です。

 

□ムラができる原因

では、なぜムラが生じてしまうのでしょうか。
実は、ムラが生じてしまう原因は、外壁塗装工事中にある場合があるため、塗装工事を進める前に原因を把握しておくことがおすすめです。
ムラができる原因を以下で5つご紹介します。

1.下塗りが不十分である
外壁塗装で行う下塗りには、「中塗り、上塗り塗料と壁を密着させる」という役割があります。
そのため、下塗りの作業がされていない、もしくは不十分である場合は、塗料と壁がしっかりと密着しないため、ムラが生じやすくなります。

2.塗装の技術が不足している
外壁塗装をする際は、均一に塗料を塗らないとムラが生じやすくなります。
ただし、塗料を均一に塗るためには高い技術力が必要であるため、技術不足によってムラが生じることがあります。
そのため、技術力の高い塗装会社を選ぶことが大切です。

当社は、「職人の仕事の質」が他社との大きな違いであり、当社の大きな特徴であると自負しております。
技術力の高い塗装会社をお探しの場合は、是非お気軽に当社までお問い合わせください。

3.塗料がしっかり乾燥していない
塗料がしっかりと乾燥していないと、塗料の機能性が最大限まで発揮されず、ムラの原因につながります。
ただし、塗料が乾燥しているかどうかを見分けることは難しいため、外壁塗装の際に、乾燥時間を十分にとってもらうようにしましょう。

4.下に塗った塗料が見えてしまう
外壁塗装は主に、下塗り、中塗り、上塗りで行われます。
中塗りの塗料が上塗りの塗料よりも色が濃い場合、下に塗った塗料が見えてしまい、ムラができてしまいます。
そのため、中塗りと上塗りの塗料は同じものが使われるか確認することや、違う塗料が使用される場合は、ムラをどのように対処するつもりなのかについて塗装会社に確認することがおすすめです。

5.塗料を選び間違えている
塗料の中には多くの種類があり、粘度や適切な使用量、機能性などにおいて、それぞれの塗料には違いがあります。
そのため、外壁塗装の中でも、塗装する箇所に応じて、使用する塗料を適切に選ばなければなりません。
その際に、塗料の選定ミスがあれば、ムラにつながる可能性があるため、事前に塗料の種類や特徴についてある程度把握しておくと安心して工事を進められるでしょう。

 

□塗りムラを放置する危険性

ここまで塗りムラが発生してしまう原因についてご紹介しましたが、塗りムラを放置しておくことはどれほど危険なのでしょうか。
結論から申し上げますと、塗りムラを放置していると、結果的には「建物全体の劣化」につながります。

前提として、ムラが生じていることは、塗料の機能性が失われていることを意味します。
本来、塗料の機能によって、外壁は太陽光や風、雨などの外的要因から保護されています。
しかし、ムラがある状態では、塗料の機能性は発揮されず、外壁は外的要因の影響を直に受けてしまいます。
そのため、最悪の場合は、ひび割れやコケの発生、塗装の剥がれにもつながり、最終的には「建物全体の劣化」につながってしまいます。

 

□塗りムラの対策方法

塗りムラを放置していると、建物全体の劣化につながるという大きな危険性があるため、塗りムラを見つけた際は、できるだけ早く適切な対策をうちましょう。
ここでは、塗りムラの対策方法について、以下で2つご紹介します。

1つ目は、施工業者に連絡をすることです。
塗りムラが生じてしまう原因を、上記でご紹介しましたが、「施工不良によって塗りムラができてしまう事例」は多いです。
そのため、まずは施工業者に直接、塗りムラができてしまったことを伝えることがおすすめです。

保証期間を設けている業者や優良業者であれば、すぐに再塗装してくれるでしょう。
当社は、塗装工事が完了した後にお客様に「工事完了報告書」と「工事保証書」を送らせて頂いております。
また、「自社施工保証書」も発行しておりますので、仮に保証期間内に塗りムラが発生した場合はお気軽に当社までお問い合わせください。

2つ目は、第三者機関に相談することです。
優良業者や保証期間を設けている業者に連絡をすれば、再塗装をしてもらえる可能性が高いです。
ただ、再塗装をしてくれない業者が存在することも事実です。

仮に、施工不良が原因で塗りムラが発生したのにも関わらず、施工会社が再塗装をしてくれない場合は、国民生活センター等の第三者機関に相談しましょう。
その際に、塗装会社との契約書や塗装会社とのメールでのやりとりを見せられると、スムーズにアドバイスを貰えることが多いです。

 

□そもそもムラを防ぐには

ここまで、「塗りムラが発生したときにどうするか」という対処法についてご紹介しました。
ただ、「そもそも塗りムラが発生しなければ楽なのに。」と思われた方も多いと思います。
ここでは、塗りムラがそもそも発生しないための対策方法をご紹介します。

1つ目は、下塗り、中塗り、上塗りの色を変えることです。
上記の色を変えることで、素人でも塗装工事中に手抜きがされていないか確認しやすいというメリットがあります。
ただし、基本的に中塗りと上塗りの色は同じであることが多く、こちらの方法を活用すると、塗料1色分のコストがかかってしまうというデメリットも把握しておきましょう。

2つ目は、業者選びに注意することです。
業者を選ぶ際に、「その業者は信頼できるのか」という視点を持つことが大切です。
当社は、国家資格である「建築塗装技能士」の有資格者が、全ての現場の監修を行っております。
10年先までしっかり責任を持つために、丁寧に、高品質な塗装を提供させていただいております。
是非、当社の実績やホームページを参考になさってください。

 

□まとめ

今回は、塗りムラを放置する危険性や対策についてご紹介しました。
塗りムラを放置していると、最悪の場合、「建物全体の劣化」につながります。
また、塗りムラが発生する原因として、施工不良である可能性が考えられるので、塗りムラを発見した際は、とりあえず施工会社に相談すると良いでしょう。

埼玉・川口市周辺で塗りムラに関する疑問やお悩みがある方は、お気軽に当社までご連絡してください。          
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。